中途採用/転職回数が多いと不利? ~人事10年の私が、本音で答えます。~
静岡、浜松の皆様
(あ)なたと(み)らいを(た)のしく過ごす 株式会社Amita(アミタ)です!
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!
「転職回数が多いから、また書類で落とされるかもしれない」
その不安、ずっと抱えていませんか?

履歴書を書くたびに、そう思ってしまう方がいます。
職歴欄が埋まっていくたびに、自信じゃなくて不安が積み上がっていく。「またここで引っかかるんだろうな」と、応募する前から諦めムードになってしまう。
その気持ち、すごくわかります。
でも今日は、人事として10年以上採用に関わってきた私が、はっきり言わせてください。
転職回数だけで、落とすことはしていません。
これが、私の本音です。でも「じゃあ何を見ているの?」という話が本題なので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
「3回以上はNG」という噂、本当?
就活や転職の情報サイトを見ていると、「転職回数は3回まで」「30代で4回以上はマイナス評価」なんて言葉が出てきます。
正直に言うと、そういう足切りラインを設けている会社も、確かにあります。
大手企業や採用人数が多い会社では、書類選考の効率化のために一定のラインを設けることがある。
それは事実です。
でも、すべての会社がそうかというと——まったくそんなことはない。
むしろ中小企業や、即戦力を求めている会社ほど、転職回数よりも「この人は何ができるか」「うちの職場に合うか」を重視する傾向があります。
転職回数が多いことで門前払いになる会社は、ある意味「合わない会社」だったのかもしれない。
そう考えると、少し気が楽になりませんか?
人事が本当に見ているのは「回数」じゃなくて「文脈」
転職回数を見るとき、私が実際に何を考えているか、正直に話します。
見ているのは回数そのものじゃなくて、**転職の「文脈」**です。
たとえば、5回転職している人がいたとして。
キャリアアップのために専門性を積み上げてきた転職なのか、それとも人間関係のトラブルや仕事への飽きで短期間に辞め続けてきたのか
——同じ「5回」でも、まったく印象が違います。
「なぜ転職したのか」「その転職で何を得たのか」「次の職場で何を実現したいのか」
——この流れがきれいにつながっていれば、転職回数が多くてもむしろ「いろんな経験を積んできた人」という見方になります。
逆に転職回数が少なくても、「なんとなく続けてきただけ」「特にこれといったスキルがない」という場合は、それはそれで気になります。
回数じゃなくて中身、なんです。
短期離職は正直、気になります。でも——
ここは包み隠さず話しますね。
在籍期間が1年未満の転職が続いている場合、正直に言うと少し気になります。
「うちに入ってもすぐ辞めてしまうんじゃないか」という懸念が、頭をよぎるのは事実です。
でも、それがすべてではない。
病気や家族の介護、会社都合のリストラ、職場環境が明らかに問題だったケース——短期間で辞めることには、正当な理由があることも多い。
そしてその理由をちゃんと説明してくれる人には、「なるほど、それは仕方なかったね」と思います。
問題なのは、説明できないことです。
「なんとなく合わなくて」「特に理由はないけど辞めたくなった」——これが続くと、さすがに採用は難しくなります。
でも逆を言えば、ちゃんと言語化できる理由があるなら、短期離職も致命傷にはならない。
自分の転職理由、きちんと説明できますか?
ここが、書類選考と面接の分かれ道になります。
転職回数が多い人が、書類でやるべきこと
では具体的に、どう対策すればいいか。
職務経歴書で「一本の線」を描く
バラバラに見える転職歴も、並べ方と切り取り方次第で「一貫したキャリア」に見せることができます。
たとえば業種が違う転職を繰り返してきた方でも、「お客様と向き合う仕事を軸にしてきた」「チームをまとめる役割を担ってきた」という共通軸を見つけて、そこを前面に出す。
すると「あちこち転職してきた人」ではなく、「軸のある人」に見えてきます。

職務経歴書は、過去の記録じゃなくて、自分のキャリアを編集する場所です。
事実は変えられないけれど、切り取り方は変えられる。
転職理由は「ネガティブ→ポジティブ」に変換する
「前の職場の人間関係が辛くて」「給料が低すぎて」——本音はそうでも、それをそのまま書くのはNG。
でも嘘をつく必要もない。
「より専門性を高められる環境を求めて」「自分のスキルをもっと活かせる場所で挑戦したくて」
——ネガティブな理由の裏側にあるポジティブな動機を探して、そちらを前に出す。
これは取り繕いじゃなくて、本質を伝えるための言語化です。
面接では、自分から話す勇気を持って
書類を通過したら、次は面接。
転職回数が多い方が面接でやりがちなのが、転職理由を聞かれるのを怖れて、受け身になってしまうこと。
でも実は逆で、自分から話してしまったほうが印象がいいです。
「転職回数が多いことは承知しています。それぞれの転職でこういうことを経験してきて、今回御社に応募したのはこういう理由からです」
——先手を打って説明できる人は、それだけで「自分のキャリアをちゃんと整理できている人」という印象になります。
聞かれてから慌てて答えるより、準備して自分の言葉で語れるほうが、ずっと伝わります。

最後に——転職回数は、あなたの「数」じゃない
履歴書に並んだ職歴の数を見て、自分を小さく感じてしまうことがあるかもしれない。
「こんなに転職して、自分はダメな人間なんじゃないか」と思ってしまうこともあるかもしれない。
でも、違います。
転職のたびに、あなたは何かを決断してきた。
環境を変える勇気を持ってきた。新しい場所で一から始めてきた。それは、簡単なことじゃないです。
大切なのは、その経験をちゃんと言葉にできること。
「なぜ転職してきたのか」「そこで何を学んだのか」「次にどこへ向かうのか」
——この問いに自分の言葉で答えられるなら、転職回数は武器にすらなります。
あなたのキャリアの文脈を、ちゃんと語ってください。
それができる人に、私は会いたいと思っています!
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