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2026/07/11

人事のひとりごと ~自己分析ってどうやるの?~

静岡、浜松の皆様
(あ)なたと(み)らいを(た)のしく過ごす 株式会社Amita(アミタ)です!
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!
 

「自己分析しました」、でも何がわかった?
就活・転職活動を始めると、必ずと言っていいほど耳にする言葉。


自己分析。

「やらなきゃ」とは思っている。本も買った。ワークシートも埋めた。
でも、いざ志望動機を書こうとすると、なんか薄い。
面接で「あなたの強みは?」と聞かれると、言葉に詰まる。


……そんな経験、ありませんか?


実はこれ、「自己分析をやった」のではなく、「自己分析をやったふり」になっているケースがすごく多い。
ぶっちゃけ書類を見ていると、なんとなくわかるんですよね。
「この人、自分のことをちゃんと掘り下げてきたな」という人と、
「とりあえず書いたんだろうな」という人の差が。

今日は、自己分析って結局何をすればいいのか、人事目線で正直にお伝えしたいと思います。


自己分析って、何のためにするの?

そもそも論から始めさせてください。

自己分析の目的って、「自分の強みを見つけること」だと思っている人が多い。
でも私は少し違うと思っていて。

自己分析の本当の目的は、「自分の価値観を知ること」だと思っています。

強みや弱みは、価値観がわかってはじめて見えてくるもの。
「自分はこういうことを大切にしている」
「こういうときにやる気が出る」
「こういう環境だと力を発揮できる」
——そういう自分の軸がわかると、志望動機も、面接の答えも、自然とリアルな言葉になってくる。

逆に価値観がぼんやりしたまま「私の強みはコミュニケーション能力です」と言っても、「それって本当にあなたの言葉?」となってしまう。
コミュニケーション能力が強みだと言う人、面接でものすごく多いんです(笑)。

では、どうやって価値観を掘り下げればいいのか。具体的な方法をお伝えしますね。



まずは「達成した経験」を振り返る

最初にやってほしいのが、これまでの人生で「達成した」と感じた経験を書き出すこと。


仕事でなくていいです。
学生時代でも、プライベートでも、どんな小さなことでも構わない。
「部活でレギュラーを取れた」
「資格試験に合格した」
「後輩に頼られるようになった」
「家族に喜んでもらえた」——なんでもOKです。

書き出したら、次にこう自分に聞いてみてください。


「なぜそれが嬉しかったの?」


たとえば「資格試験に合格した」という経験。
なぜ嬉しかったのか。
「努力が結果に出たから」
「自分へのご褒美ができたから」
「周りに認めてもらえたから」——人によって答えが違うはずです。


「努力が結果に出たから」嬉しかった人は、コツコツ積み上げることに喜びを感じるタイプかもしれない。

「周りに認めてもらえたから」嬉しかった人は、誰かの役に立つことにやりがいを感じるタイプかもしれない。

「なぜ?」を3回繰り返すと、表面の出来事の奥にある価値観が見えてきます。
これが自己分析の核心です。



次に「失敗した経験」も振り返る


達成経験だけじゃなくて、失敗した経験や悔しかった経験も同じくらい大事です。


失敗の話って、面接で聞かれるから仕方なく考える、という人が多い。
でも実は、失敗経験の振り返りこそ、自分の価値観が一番よく見えるタイミングだったりします。

失敗したとき、何が一番つらかったですか?

「周りに迷惑をかけてしまったことが悔しかった」という人は、チームや人間関係をとても大切にしているはず。

「自分の実力不足が悔しかった」という人は、成長や向上心が価値観の中心にあるかもしれない。

「準備が足りなかった自分が情けなかった」という人は、誠実さや丁寧さを大切にしているのかも。

失敗の「中身」より、失敗したときに何を悔しいと感じたか——そこに、あなたが大切にしているものが詰まっています。


ついでに、「その失敗からどう立ち直ったか」も振り返っておくと、面接での話の流れがスムーズになりますよ。
失敗談は、立ち直りまでセットで語れると、ぐっと説得力が増します。

 

「嬉しいこと」リストを作ってみる


少し視点を変えて、日常の中で嬉しいと感じる瞬間を書き出してみてください。



「誰かに『ありがとう』と言われたとき」
「計画通りに物事が進んだとき」
「新しいことを学べたとき」
「自分が作ったものを褒められたとき」——どんな小さなことでもいいです。

このリストを眺めると、自分が何に価値を置いているかが見えてきます。

人に感謝されることが嬉しい人は、サポートや貢献にやりがいを感じるタイプ。
計画通りに進むことが嬉しい人は、秩序や確実性を大切にするタイプ。
新しいことを学ぶのが嬉しい人は、成長や探究心が原動力になるタイプ。

こうやって並べていくと、「あ、私ってこういうことが好きなんだ」という気づきが出てきます。それが価値観の正体です。


逆に、「これをやるとき、なんかテンションが下がる」リストも作ってみるといい。
自分が何を苦手としているか、何が合わないかを知っておくことも、就職・転職活動ではすごく大事。

「自分に合わない環境」を事前に知っておくと、入社後のミスマッチを防ぐことができます。



「没頭できること」から見えてくるもの

最後にもうひとつ。


時間を忘れて没頭できることは何ですか?


仕事に限らなくていいです。趣味でも、家事でも、なんでも。
「気づいたら何時間も経っていた」という経験があるなら、それは立派な「没頭できること」です。


没頭できることって、「好きだから」だけじゃなくて、「自分の強みと価値観がうまく噛み合っている」ことが多い。
たとえば、「料理をしていると時間を忘れる」という人。
なぜ没頭できるのか考えてみると、「手順通りに進めることが好き」「誰かに食べてもらう瞬間が嬉しい」「創意工夫が楽しい」……いろんな理由があるはず。


その理由の中に、仕事でも活きてくる自分の資質が隠れていることが多いんです。


「趣味と仕事は別」と思っている方も多いけれど、没頭できる理由を掘り下げることで、「自分はこういうプロセスが好き」「こういう瞬間にやりがいを感じる」という発見につながります。
それが、仕事選びの大切なヒントになります。



書き出したら、「共通点」を探す


達成経験、失敗経験、嬉しいこと、没頭できること——それぞれ書き出したら、最後に全部並べて眺めてみてください。



共通して出てくるキーワードはありますか?


「人」という言葉が何度も出てくる人は、人との関わりに価値を感じているはず。
「結果」「達成」という言葉が多い人は、目標に向かって進むことが原動力かもしれない。
「丁寧」「ちゃんと」という言葉が繰り返し出てくる人は、誠実さや質の高さを大切にするタイプかもしれない。
 

この共通点こそが、あなたの価値観の核心です。


そしてその価値観を軸にして志望動機を書くと、「この人の言葉はリアルだな」と伝わる文章になります。面接で「あなたの強みは?」と聞かれたとき、その価値観から逆算して答えると、言葉に芯が通ってくる。


自己分析は、自分を飾るためじゃなくて、自分をちゃんと知るためにやるものです。



自己分析に終わりはない、でも始めることが大事


最後に正直に言うと、自己分析って「完成」はないんです。
 


経験が増えるたびに、自分の価値観も少しずつ変わっていく。転職を重ねる中で「あ、自分ってこういうことに向いていたんだ」と気づくこともある。人生ずっと続く作業だと思っています。


でもだからこそ、今の自分を知るために、今すぐ始めてほしい


ノートでも、スマホのメモでも、思いつくままに書き出すだけでいい。
うまくまとめなくていい。「なんか楽しかった」「なんか悔しかった」という曖昧な感情も、全部書いてみる。そこから少しずつ、自分の輪郭が見えてきます。


あなたのことを一番知っているのは、あなた自身です。
その「あなた」を、面接に連れてきてください。
それが、私が一番会いたい人です。

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